RE:CREATE AWARD SAPPORO 2026 | ドレスWS

ランウェイを歩くドレスのコンセプトイメージ

コンセプトイメージ ― 生成AIによる検討用。試作前・完成形ではない

不要になったものに魂を入れる。 光を取り戻す。 否定ではなく、 もう次に進まなくてはならない時代。

この企画について

10月3日のショーに、もう一つの出品作を用意します。デザイナーがひとりでつくるのではなく、ワークショップに来た人たちの手で仕上がっていくドレスです。

9月の5日間、札幌の2か所で、130名ほどが少しずつ布を結びます。完成した2体のドレスは10月3日、プロのモデルが着てランウェイを歩きます。

このドレスができるまで

世界観から当日の段取りまで、いま決まっていることを並べています。

Theme

テーマ・世界観

ECOFFで回収した古着を、彫刻的なドレスとして最上級に見せます。参照するのはアレキサンダー・マックイーンです。

  • Sarabande(SS2007) 骨組み入りの土台に花を何百も括りつけた構造の元ネタ。 blog.metmuseum.org
  • VOSS(SS2001) 「役目を終えたものを、別の用途に置き直す」思想。赤黒の羽根の密度。 blog.metmuseum.org
  • The Horn of Plenty(AW2009) 廃品を最高級に見せる反転の思想。NOJIはこの逆=本物の廃棄物を最上級に見せる。 anothermag.com
  • Eshu(AW2000-01) ワイヤーの骨組みをあえて隠さずに見せる一着。 blog.metmuseum.org
  • “Oyster” Dress/Irere(SS2003) 円をつなげ、あらかじめ引いた線に沿って配置する構成。 blog.metmuseum.org

Silhouette

かたち

誇張したアワーグラス。腰を絞り、肩と裾に量をもたせた、彫刻としてのシルエットです。

骨組みは全部を隠しません。2〜3箇所はあえてワイヤーのまま残します。「まだ変化の途中」というこの企画の核を、かたちそのもので語る部分です。

ドレスのコンセプトイメージ(明るいトーン版)

明るいトーン版・8方向(検討用イメージ)

借りるのは構造だけです。Sarabandeのように花が落ちていく演出は、今回は使いません。

Workshop

ワークショップの内容

参加者がやることは、ひとつだけです。古着の布を、ドレスの土台に結びつける。

会場には2体のドレスが並び、どちらに結ぶかは参加者が選びます。

  1. 好きな布をえらぶECOFFが回収した古着を、あらかじめ切り分けてあります
  2. 土台に当てて、ひもで結ぶ固結びひとつだけ。何枚でも、好きなだけ結べます
  3. 同じ布でキーホルダーをつくるドレスと同じ布から、持ち帰れるものを1つ

針もミシンもアイロンも刃物も使いません。失敗が存在しないように設計しています。

所要時間
約50分
開催
1日3回(11:00/13:00/15:00)
定員
各回8名(事前予約優先)
参加費
1,000円(税込)
対象
6歳以上(小学生以上)/保護者の同伴2名まで
会場
大丸札幌 4F ステラプレイス連絡口
制作するもの
ドレス2体(モデル2名が着用)

結んだ布は作品の一部として残り、10月3日のランウェイを歩きます。

手元に残るキーホルダーは、舞台に立つドレスと参加者をつなぐ目印になります。

Division of labour

誰が、どこまでつくるか

参加者に技術は求めません。その代わり、構造と仕上げはNOJIが持ちます。

  • NOJI(9/6〜12) ― 土台を組む。フローラルワイヤー、または柔らかい金網で骨格をつくります
  • 参加者(9/21〜27) ― 土台に古着の布を結びつけます
  • NOJI(9/28〜10/1) ― 本留め、検品、仕上げ、歩行テスト

色は明るいトーンと暗いトーンで2体に分け、そこへ差し色を少し効かせます。

Principles

大切にしていること

  • 清潔に見せる。古着を使うことと、汚らしく見えることは別です。色をトーンで揃え、仕上げを丁寧にやります。
  • 布が落ちない。結んだものが外れる演出は使いません。ランウェイを歩き切る強度で仕上げます。
  • 誰がやっても失敗しない。技法は固結びだけ。上手い下手が出ない設計にしています。
  • 賞の審査対象にはしません。コンテストの出品作とは別の、アート枠として登場します。

Team

チーム

  • NOJI(野沢宏志) ― ディレクション・土台制作・最終仕上げ
  • モデル2名 ― RE:CREATEのランウェイに立つプロのモデル
  • ワークショップ参加者 ― 大丸72名+4PLA60名(予定)
  • 北翔大学・加藤先生 ― 参加、または研究としての活用をご相談中
  • 札幌ファッションデザイン専門学校ドレメ ― SNS配信・冊子
  • 当日スタッフ ― 各会場に数名(調整中)

Schedule

スケジュール

  • 土台・取り付け方法の試作と検証
  • 告知素材の入稿
  • 土台2体を組む(仮組み)
  • フィッティングで土台を合わせる
  • WS(大丸札幌 4F・1日3回×3日)
  • 4PLA WS(4PLA PARK・公開制作)
  • 本留め・検品・歩行テスト
  • 搬入
  • ショー本番(14:00/17:00)

ご一緒したいこと

130名ほどの参加者が、少しずつ作品を形にしていきます。運営にも、記録にも、人の手が要ります。

ワークショップへの参加

学生のみなさんに、参加者として布を結びに来ていただく形です。手を動かした部分が、そのまま10月3日のランウェイに乗ります。

研究の対象として

不特定多数が共同で一着の衣服をつくる過程を、記録・観察の対象としてご活用いただく形です。記録の粒度やアンケートなど、必要な要件があればワークショップの設計に組み込みます。

運営のお手伝い

当日、参加者への説明と結び目の確認をしていただける方を探しています。とくに9月26〜27日の4PLAは、会場全体の運営と並行するため人手が足りません。

どの形が望ましいかは決めていません。ご都合とご関心にあわせて、ご相談させてください。

野沢 宏志(NOJI)/ RE:CREATE AWARD SAPPORO 2026 アーティスティックディレクター
noji.jp@gmail.com